NFT水耕栽培システムの自作方法をお探しですね。
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自宅で新鮮な野菜を育てたいけれど、土作りや虫の対策が面倒だと感じていませんか?
そんな方におすすめなのが、土を使わずに栄養入りの水で植物を育てる「水耕栽培」です。
中でも塩ビ管を使ったNFT(エヌエフティー)という方法は、お店で買うと高いのですが、自分で作れば数千円から1万円くらいで本格的な栽培システムが作れちゃいます。
この記事では、初めての方でも失敗しないように、塩ビ管を使った水耕栽培システムの作り方をわかりやすく説明していきます。
必要な材料から、水漏れを防ぐ組み立てのコツまで、しっかりカバーしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
塩ビ管を使ったNFT水耕栽培って何?
NFT水耕栽培というのは、植物の根っこに薄い水の膜のように栄養液を流し続けて、水分と栄養、そして酸素を同時に届ける栽培方法のことです。
常に水が循環しているので水が腐りにくく、根っこが空気に触れる部分が多いので、植物がグングン育つのが特徴なんです。
このシステムを自宅で作るときに、一番使いやすいのがホームセンターで簡単に手に入る「塩ビ管」です。
塩ビ管を使う一番のメリットは、安くて加工しやすいこと。
専用の栽培キットを買うと数万円することもありますが、塩ビ管なら必要なものを全部揃えてもかなりお手頃な値段で済みます。
しかも、ベランダや庭のスペースに合わせて長さや段数を自由に決められるので、限られた場所を立体的に使えるのも嬉しいポイントです。
それに、塩ビ管は丈夫で長持ちするので、外で使っても全然問題ありません。
一度システムを作ってしまえば、簡単なお手入れだけで、レタスや水菜、ハーブなんかを長い間安定して収穫できるようになります。
土を使わないからベランダが汚れる心配もなくて、マンションに住んでいる人にもピッタリな栽培方法なんですよ。
まず何を揃えればいい? 必要な材料と道具
塩ビ管を使ったNFTシステムを作るには、管本体と水を循環させる機材が必要です。
塩ビ管には厚い「VP管」と薄い「VU管」がありますが、水耕栽培を自作するなら加工しやすくて軽い「VU管」がおすすめ。
太さは、植物の根っこが伸びるスペースを考えて、直径65mm〜75mmくらいのものを選ぶと、根詰まりしにくくて安心です。
システムを作るのに必要な主な材料と道具はこんな感じです。
・栽培用の塩ビ管(VU65など)と、管の端っこを塞ぐキャップや、つなぎ合わせるエルボ(継手)
・水を循環させる小さな水中ポンプと、ポンプから塩ビ管へ水を送るシリコンチューブ
・栄養液を溜めておく貯水タンク(フタ付きのプラスチックコンテナなど)
・塩ビ管に苗を入れる穴を開ける「ホールソー」と「電動ドリル」
この中で特に大事なのが、水を循環させる水中ポンプの選び方です。
貯水タンクから一番高い塩ビ管まで水を押し上げないといけないので、ポンプの説明書に書いてある「最大揚程(水を持ち上げられる高さ)」を必ずチェックしてください。
たとえば、1メートルの高さまで水を上げたいなら、余裕を持って最大揚程が1.5メートル以上のポンプを選ぶと、水の量が足りなくて失敗することを防げます。
失敗しない組み立て方のポイント
材料が揃ったら、いよいよシステムを組み立てていきましょう。
まずは、塩ビ管に植物の苗を入れる穴を開けていきます。
電動ドリルにホールソーを付けて、だいたい15cmから20cm間隔で穴を開けていってください。
このとき、穴の縁にギザギザ(バリ)が残っていると、後で苗を支えるスポンジやポットが傷ついちゃうので、紙やすりで滑らかにしておくのがポイントです。
穴あけが終わったら、塩ビ管と継手を仮に組んでみて、全体の形を作ります。
ここで一番大事なのが「傾斜をつける」こと。
NFTは水を薄く流す必要があるので、塩ビ管を完全に水平にするんじゃなくて、水が自然に低い方へ流れるように、ほんの少し傾けて(1メートルにつき1〜2センチくらい)設置します。
傾きが急すぎると水が速く流れすぎて根っこが水を吸えないし、逆に平らすぎると水が溜まって根腐れしちゃうので注意してくださいね。
全体のバランスと傾きを確認したら、塩ビ管用の接着剤で各パーツをしっかり固定します。
水漏れは自作システムで一番よくある失敗なので、接着剤は管と継手の両方に隙間なく塗って、奥までグッと差し込んで数秒間押さえておきましょう。
最後に、一番高いところにチューブをつないで、一番低いところから貯水タンクへ水が戻るようにすれば、基本的なシステムの完成です。
植物を植える前に、必ず水道水だけでポンプを動かしてみて、水漏れがないか、水がちゃんと流れているかをテストしてくださいね。
たくさん収穫するための管理のコツとトラブル対策
システムが完成して苗を植えたら、毎日の水の管理と環境づくりが収穫量を大きく左右します。
水耕栽培では土の代わりに「液体肥料(液肥)」を使いますが、植物の成長に合わせて適切な濃さを保つことがとっても大切です。
水が蒸発したり植物が吸ったりしてタンクの水が減ると、液肥の濃度が濃くなりすぎて根っこを傷める「肥料焼け」が起きちゃうことがあります。
数日に一度はタンクの水の量をチェックして、減った分の水と決められた量に薄めた液肥を足して、いつも一定の濃さと水量を保つようにしましょう。
また、外やベランダで育てる場合、日光で水温が上がることと「藻」が発生することに気をつけてください。
貯水タンクの中の水温が25度を超えると、水に溶けている酸素の量が減って、根腐れしやすくなっちゃいます。
これを防ぐには、貯水タンクを直射日光が当たらない日陰に置くか、タンクの周りをアルミの保温シートなんかで覆って光と熱を遮る工夫が効果的です。
特に夏は水温が上がりやすいので、タンクを大きめにしておくと温度変化がゆるやかになって安心ですよ。
それから、塩ビ管の中に光が入ると、液肥の栄養と反応して内部に藻がたくさん発生して、ポンプが詰まったり根っこの呼吸を邪魔したりする原因になります。
苗を入れる穴に隙間がある場合は、アルミホイルや光を通さないシートでカバーして、配管の中を真っ暗にしておきましょう。
こういったちょっとしたコツを押さえておけば、自作の塩ビ管システムでも、びっくりするくらい立派で美味しい野菜を、一年中ずっと収穫できるようになりますよ。
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